最近では、JKCが主催するドッグショーや訓練競技会はもちろん、民間企業が主催するペットの祭典のようなイベントも数多く開催されるようになりました。また、ドッグランやペンションなどを借り切って、10頭20頭もの犬が集まるオフ会もよく開かれているようです。 しかし、環境が変わればどの犬も興奮しやすく、ケンカなどのトラブルが起きやすくなります。そのため初対面の犬たちが集まるイベントへの参加を検討する場合、他犬とのトラブル防止の意味から、基本的なしつけがまだできていない仔犬や社会化不足の犬、攻撃性の強い犬は、参加を見送ったほうがよいでしょう。社会化不足の犬は、近場で顔見知りの犬等と社会化トレーニングをしてからイベントに参加しましょう。 皮膚病をはじめ感染性疾患など、健康上の問題がある犬の入場は厳禁です。一方、自分の愛犬をイベント会場に連れて行く際には、狂犬病ワクチンや混合ワクチンを接種し、予防できる感染症には万全の備えをしておきます。 どんなイベントでも言えることですが、参加の際に気をつけたいのは、排泄物やゴミの正しい処理です。犬の排泄場所が指定されている会場では、必ず決まりを守ってください。多数の犬が集まる場所なので、ルールを守らないと悪臭の原因となり、主催者や会場提供者に迷惑をかけることになります。 いつもは失敗しない犬でも、慣れない場所では粗相をしてしまうことがあります。トイレシーツや消臭剤、ペットボトルに入れた水などを持参し、万が一粗相をしてしまったら排泄のニオイが残らないように片付けるのがマナーです。 また、マーキング癖のある犬は、マナーベルトを着用してください。排泄物や使用済のペットシーツなどは、専用ゴミ箱が用意されている会場以外では必ず持ち帰りましょう。 (マナー袋)
大規模な屋内施設で開催されるドッグショーの場合、愛犬同伴の入場者には専用入退場口が設けられていることがありますので、必ず係員の誘導に従いましょう。 ドッグショーは、ショードッグやハンドラーたちにとって真剣勝負の大事な場所です。晴れ舞台を邪魔することのによう、マナーを守って見学しましょう。会場で、愛犬とショードッグを接触させることは厳禁です。飼い主さんがショードッグに触りたい場合は、必ずハンドラーや所有者に了解を得てください。 特定の犬を撮影したい場合は、あらかじめその犬のハンドラーか所有者に撮影目的等を伝えて了解を得ておく必要があります。審査中やリング近くで待機中の犬を撮影するときは、審査に影響することがないようノーフラッシュで撮影してください。リング内に入ったり、関係者専用の通路に入ったりする等の行為はしてはいけません。 大規模なショーの場合、会場内がギャラリーの人と犬でごった返すことがあります。すれ違いざまに犬同士がトラブルにならないよう、リードは短く持ちます。小型犬の場合は、踏まれるなどして思わぬケガをする心配もあるので、キャリーバッグかカート内に入れたほうが安心です。 一方、訓練競技会やドッグスポーツイベントは、河川敷などの屋外で開催されることが多いのですが、多少不便な場所での開催が多いので、愛犬用のフードや飲み水、お散歩グッズや防寒グッズは事前に準備しておきましょう。もちろん、ゴミは持ち帰るのが基本です。
マナーベルト
マナーポーチ
マナーマスク
携帯食器
衛生用品
カート・キャリー
キャリーバッグ
ペットボトルホルダー
カフェマット
低反発わんわんスリーパー