犬同伴OKのカフェには、2つのタイプがあります。1つは、いわゆる“ドッグカフェ”と呼ばれる犬連れの人が多くを占めるカフェです。犬をつなぐリードフックが設置されていたり、犬用メニューが用意されていたり、犬に水をサービスしてくれたりします。お客さまも犬が好きな人ばかりなので、カフェデビューするにあたっては、安心して行ける場所です。 もうひとつは、犬の飼い主さんに限らず、さまざまな人が利用する一般のカフェ。「マナーの守れる飼い主さんとお行儀のよい犬ならどうぞ」と入店を許可しているお店で、ヨーロッパなど“犬先進国”で多いタイプです。小さな子どもと同じような扱いで入店を認めてもらっており“ほかのお客さまに迷惑をかけない”というのが大前提になっています。こちらのアイプのカフェは、ドッグカフェよりもかなり多くの気配りが必要になります。 犬連れが中心のドッグカフェとはいえ、入店時におけるルールを設けていることがあります。たとえば「自前のカフェマットを敷いても、椅子の上に犬を乗せてはいけない」や「カートでの入店は禁止」などです。初めて利用するお店では、事前に詳細を確認しておくと安心して行けます。一般カフェはもちろん、ドッグカフェであっても、「犬と一緒ですが、いいですか?」と尋ねるくらいの気持ちを持ち合わせたいものです。
どちらのタイプのお店であっても、飲食店であるということを忘れないでください。犬の足の裏は土足と同じです。自宅と同じ感覚になっていないか、改めてチェックしましょう。
お店に行く前には、店内や店先でオシッコをしないように、排泄は別の場所で済ませておきます。マーキング癖のある犬はマナーベルトを装着するか、キャリーバッグから出さないようにします。
ドッグカフェでは、リードを放さないのが原則です。知らない犬同士でトラブルが起きたり、次のお客さまが入ってきたときに犬が道路に飛び出してしまうことがあります。また、飼い主が気づかない間に、ほかのテーブルのものを盗み食いしたり、マーキングしたりするケースがあります。自分の犬は手元において他人に迷惑をかけないよう管理しましょう。 また、通路にカートを置くと通行の邪魔になることがあります。大型犬の場合、通路に寝そべっているとしっぽを踏まれる可能性があります。なるべく邪魔にならず、犬もたびたび動かされることのない落ち着ける場所を選びましょう。 眺めのよいテラス席ですが、夏は暑く冬には寒い場所があります。キャリーバッグに入れたまま直射日光のあたる場所などに置くと熱中症になる危険があるので気をつけましょう。 カフェで犬友だちと犬談義に花を咲かせることはとても楽しいものです。ただし、愛犬が落ち着かずブルブル震えていたり、吠え続けていたり、何かストレスを感じていると思われるときは、トラブルが起きる前に早々に引き上げましょう。
マナーベルト
マナーポーチ
マナーマスク
携帯食器
衛生用品
カート・キャリー
キャリーバッグ
ペットボトルホルダー
カフェマット
低反発わんわんスリーパー