公共交通機関を利用する際には、基本的に犬はケージなどに入れて移動するようにします。布製のキャリーバッグの場合も、頭まですっぽり隠れるようなものを用意しましょう。また、万が一の飛び出しに備えて、リードをケージ等に固定しておくと安心です。 乗車中に粗相をしないように、排泄は乗る前に済ませておくようにします、緊張から粗相をすることもあるので、ケージの床面にはトイレシーツを敷いておきましょう。さらに汚物を入れるビニール袋、替えのトイレシーツ、ウェットティッシュ、消臭剤などを用意すれば出発準備完了です。
JR以外の私鉄やバスのほとんどは、ケージやキャリーバッグに入るサイズであれば無料で乗車できるので、事前に確認しておきましょう。JRの場合、ケージサイズに規定がありますが、通常280円の「普通手回り品切符」を購入すれば持ち込むことができます。改札を通るときは、ケージなどに結んだ普通手回り品切符を駅員さんに見せるようにして、「犬がいます」と挨拶するとグッドマナーです。バスなどの場合も、乗車の際には運転手さんにひと声かけるとよいでしょう。 乗車中は、なるべくまわりの人に迷惑をかけないように、犬も飼い主も静かにするよう心がけます。新幹線など指定席の場合は、事前に隣の人に「犬がいますが大丈夫ですか」と声かけをしましょう。もしも難色を示された場合は、車掌さんに相談し、可能であれば席を変えてもらうようお願いしてみてもよいかもしれません。 また、乗車中に興奮して吠えたり、乗り物酔いで吐いたり、粗相をしてしまったら、まわりの人の迷惑にならないよう、途中下車をして対処しましょう。新幹線など、途中下車が難しい場合は、トイレやデッキなどの人が少ない場所へ移動して、排泄物の処理をするようにします。 タクシーに乗るときも、基本は電車やバスと同じです。ケージかバッグに入れ、乗車の際に運転手さんに犬を連れていることを伝えましょう。座席を汚すことのないように、ケージは膝の上に抱えるか、ケージの下に敷くマットを用意するとよいでしょう。
長距離の移動の場合は、飛行機やフェリーを利用することもできます。航空会社などに早めに確認しておきましょう。 飛行機の場合は、ケージに入れた状態で客室同様の空調設備のある貨物室で預かってくれます。「IATA航空輸送基準」をクリアした丈夫なケージを持参するか、貸出用ケージを利用することもできます(有料/要予約)。 現在、ANA、JALともに、基本的に1折1区画間あたり5,000円となっています(国内線)。予約なしでも手にもうカウンターで手続きできますが、多少時間がかかりますので時間に余裕をもって出かけましょう。預ける前には、必ず排泄や水分補給を行うことを忘れずに。 長距離フェリーは、会社によってルールが異なります。小型~中型の犬はペットルームで預かってくれる船もありますし、客室に犬と一緒に泊まれる個室を用意している船もあります(有料)。各会社に問い合わせてみましょう。こっそり客室に連れ込むのは、他のお客さんの迷惑になります。 大型の犬をフェリーに乗せる場合は、駐車場に預けた車の中に置いておくケースが多いようです。吠えるのは迷惑ですし、船の到着まで長時間かかることも多いので、犬の負担が大きいようなら、フェリーでの移動は見合わせたほうが無難です。 なお、大型の犬は盲導犬や介助犬などを除き、電車やバス、新幹線には乗車できませんので注意しましょう。
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