スタートは、イヌ科ネコ科の動物が何を食べているのかを考えるところから始まりました。 犬や猫の祖先は生きている動物を食べています。 つまり捕食によって捕食前まで頂点にいた生態系を取り込んでいるのです。 草食動物と共生状態にある菌類やその他の生物、草食動物に食べられた草木、 それらが成長するのに必要だった大地の栄養、これら全てを考える必要があると考えました。 この考え方をパッケージ内で擬似的に再現したのが、クプレラシリーズです。 クプレラの特徴として、グルテンが入っていないこと、そしてプロバイオティクスと酵素 が入っていることがあります。 野生の動物はプロバイオティクスを草食動物の腸内から、また酵素も草食動物の持つ酵素 を取り入れて体内で活用しております。 しかし、プロバイオティクスや酵素は熱に弱く、高温下では効力を持たなくなってしまいます。 今回のCUPURERAシリーズではそれを非加熱のまま配合しております。 また、クプレラ製品自体にプロバイオティクスの餌となるもの、棲家を用意し、 さらにその活動を補助する機能を持たせることで、体内でそれを有効に活用できるように なっております。 その他では非加熱ビタミン類の配合があります。 ビタミンとミネラルは、お互いが関連しあって体内で有効に働きます。 一般的にみて、食べ物は加熱されるとミネラルに比べビタミンの方が、より失われる傾向に あります。 ビタミンが減少してしまうと、有効活用できないミネラルが食品に多く残ってしまうこと になります。 今まではミネラルの量を制限することにより、その問題に対応してきました。 しかしミネラルは、成長、肉体づくりに非常に重要な要素です。 クプレラシリーズは、ミネラル量にほとんど補正をかけず、原材料に自然のまま含まれる ミネラルの量を実現するため、加熱によって失われたであろうビタミンをペットフードの 焼成後の工程で復元することにいたしました。 手間とコストは今までの常識から考えられないものではありますが、 それはクプレラシリーズが今までの常識を覆すペットフードであるからに他ありません。