【内容】
動物医療に活かせる診断学が学べる入門書
診断学は、人医療では浸透しているが、動物医療においては現在でもマイナーな分野である。日々診断をつける臨床獣医師は、診断推論のプロセスを理解することで診療の基礎を身につけ、確かな治療へとつなげることができる。本書は、犬と猫の臨床における診断学について、概念図や表を多く用いて基礎から実践までわかりやすく解説。診断のプロセスを見直したい方や、診療現場に出始めてからまだ日が浅い獣医師におすすめの一冊。
「臨床診断学」を学ぶことで…
●診断の正しいステップが分かり、日々の診療が楽しくなる
●診断名がつかない状態でも症例の状態を把握できるようになる
●検査の使いどころや結果の解釈方法がつかめる
●診断エラーを減らすことができる
【著者】石川 勇一
【監修】小林 哲也
【判型】B5判変型 176頁
≪目次≫
Chapter1 正しい診断推論をつかむために
そもそも診断とは? 理論と実践を武器にする
2種類の思考をうまく使おう
診断推論に用いられる方法
Chapter2 診断推論の進め方
診断推論の流れと目標設定
問診と身体検査
問題点を整理する
診断仮説を立てる
診断仮説を検証する
検査を上手に使う
診断を深める
Chapter3 診断推論のレベルアップのために
診断エラーを克服する
診断が難しいとき
EBM~5ステップを意識して精度を高める~
診断推論の学習
Chapter4 診断推論の実践
一次診療で地域の患者を診る
二次診療で難しい診断に挑む
入院患者で今一度意識しておきたいこと
診断推論の実践例
※モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合がございます。予めご了承ください。