【商品説明】
ドッグトレーナー、獣医師、トリマーなどあらゆる“動物専門家” 必読のドッグトレーニングマニュアル!
動物行動学の知識を習得し、より適切で効果的なトレーニングが実践できる一冊!
トレーニングの前段として、熟知すべき動物との関係構築のポイントや学習理論、問題行動への対応について、動物行動学に基づきわかりやすく解説。またトレーニングを円滑に進めるうえで必要となる、飼い主とのコミュニケーションの取り方をはじめ、人と動物の関係史や解剖学、栄養学など動物の生体に関する情報もあわせて紹介する。さらに各論では排泄とマーキング、破壊行動、吠え、恐れと恐怖症、逃走、攻撃行動の6 つの問題行動にスポットをあて、それぞれの問題を正確に見極め解決に導くための方策を紹介する。本書を活用することにより、経験則に頼らない、科学的に裏づけされた知識や技術を習得し、より適切で効果の高いトレーニングを実践することができる。ドッグトレーニング入門者から中・上級者まで幅広く活用できる一冊!
[巻末付録] 犬種図鑑 代表的な約150犬種の起源や特性、飼育に適した飼い主の家族構成に関する情報などを掲載。飼い主へのアドバイスに最適なドッグトレーナーのための犬種図鑑。カラー50頁で収録。
《目次》
第1章 基礎編
1 家畜化の歴史
1-1 哺乳類の進化―イヌ科動物とネコ科動物―
1-2 イヌの起源
1-2-1 イヌが家畜化された理由
1-2-2 イヌの人社会への適応性
1-2-3 イヌが家畜化された時期
1-2-4 家畜化によるオオカミからイヌへの変化
1-3 ネコの家畜化
1-3-1 ネコが家畜化された理由
1-3-2 家畜化されたネコの分布
1-3-3 現代におけるネコの役割
2 解剖生理学
2-1 被毛
2-2 皮膚腺(汗腺と脂腺)
2-3 運動器系
2-4 消化器系
2-5 呼吸器系
2-6 内分泌系
2-7 循環器系
2-8 生殖器系
2-9 泌尿器系
2-10 神経系
2-11 感覚器系
2-11-1 嗅覚
2-11-2 視覚
2-11-3 味覚
3 栄養学
3-1 栄養素の種類
3-1-1 水分
3-1-2 タンパク質
3-1-3 炭水化物-糖質
3-1-4 炭水化物-繊維
3-1-5 脂肪
3-1-6 ビタミン
3-1-7 ミネラル
3-2 フードの選び方
3-3 トリーツの選び方
3-4 フード量の決め方
3-4-1 エネルギー要求量および水分要求量
3-4-2 ライフステージ
3-4-3 ボディコンディションスコア
3-5 イヌ・ネコにとって有害な食物
4 行動特性
4-1 進化の過程と発達
4-2 行動の定義と分類
4-3 イヌおよびネコの行動特性とその比較
4-3-1 維持行動
4-3-2 社会行動
5 学習理論
5-1 馴化
5-2 鋭敏化(感作)
5-3 古典的条件付け
5-3-1 古典的条件付けの発見
5-3-2 古典的条件付けのしくみ
5-3-3 刺激般化
5-3-4 消去と自発的回復
5-3-5 拮抗条件付け
5-3-6 古典的条件付けに影響する要因
5-4 オペラント条件付け
5-4-1 強化と罰
5-4-2 オペラント条件付けにおける4つの分類
5-4-3 三項随伴性
5-4-4 強化子の種類
5-4-5 逐次接近法
5-4-6 オペラント条件付けに影響する要因
6 問題行動
6-1 問題行動とは
6-2 問題行動のタイプ
6-3 問題行動の原因
6-3-1 獣医学的疾患
6-3-2 学習
6-3-3 社会化不足
6-3-4 遺伝的要因
6-3-5 性ホルモンの影響
6-4 イヌやネコでみられる主な問題行動
6-4-1 恐怖や不安に関する問題行動
6-5 問題行動治療とは
6-5-1 行動修正法
6-5-2 薬物療法
6-5-3 外科的療法
7 病気と予防
7-1 イヌとネコの身近な病気
7-1-1 眼の疾患
7-1-2 循環器系の疾患
7-1-3 呼吸器系の疾患
7-1-4 消化器系の疾患
7-1-5 泌尿器系の疾患
7-1-6 生殖器系の疾患
7-1-7 内分泌系の疾患
7-1-8 運動器系の疾患
7-1-9 耳の疾患
7-1-10 皮膚の疾患
7-1-11 腫瘍疾患
7-2 イヌとネコの感染症
7-3 ズーノーシス
8 人とペットの関係学
8-1 ペットとしての動物―歴史―
8-2 ペットからの恩恵
8-2-1 子ども
8-2-2 高齢者
8-2-3 生理学的効果
8-2-4 社会的潤滑油
8-2-5 セラピーでの応用
8-2-6 ペットロス
練習問題―基礎編―
1 家畜化の歴史
2 解剖生理学
3 栄養学
4 行動特性
5 学習理論
6 問題行動
7 病気とその予防
8 人とペットの関係学
第2章 応用編
1 専門家としてかかわる範囲
1-1 問題解決における役割分担
1-2 信頼関係の構築
1-3 動物とかかわる専門家に共通する役割
1-3-1 指導者としての役割
1-3-2 トレーナーやコンサルタントを紹介する
1-3-3 正しい情報の発信者になる
2 コミュニケーション能力
2-1 すれ違いの原因
2-1-1 飼い主の問題行動の捉え方
2-1-2 飼い主の家族間での意見の違い
2-1-3 専門家間における意見の違い
2-2 基本的なコミュニケーション技術
2-2-1 認めること
2-2-2 誰にでもある経験や感情
2-2-3 会話を操る
2-3 飼い主を責めない
2-4 出来事を解釈し直すこと
2-4-1 現実的な考えを飼い主に伝える
2-4-2 お互いの持つ理想の違いを認識する
2-4-3 飼い主の困惑
2-4-4 家族間のもめごとに引き込まれないこと
2-4-5 都合の良い相談役にならないこと
2-4-6 話の軌道を修正すること
2-4-7 専門家による見解の違いにこだわらないこと
3 トレーニングに必要な学習理論
3-1 考え方を変える
3-1-1 嫌悪的手法からの脱却
3-1-2 擬人観
3-2 学習のタイプ
3-2-1 古典的条件付け
3-2-2 オペラント条件付け
3-2-3 望む行動を変える
4 問題行動への取り組み
4-1 計画を立てる
4-2 診断と行動履歴
4-3 行動問題に対するプロトコル
4-3-1 問題行動の状況を把握する
4-3-2 問題行動の潜在的な獣医学的原因を評価する
4-3-3 問題行動について飼い主を教育する
4-3-4 問題行動の行動学的原因を特定する(行動の診断)
4-3-5 問題行動の管理や制御の方法を再検討する
4-4 どのようにプロトコルを使うか
5 パピートレーニング
5-1 現実的な見込みを飼い主に示す
5-2 飼い主との会話から情報を引き出す
5-3 問題行動予防の原則
5-3-1 トイレのしつけ
5-3-2 物をかむことと,その他の破壊行動
5-3-3 社会化:友好的なイヌにする
5-3-4 甘がみやかみ癖
5-3-5 リーダーシップのとり方
5-3-6 遊びの最中の問題行動の予防
5-3-7 先住犬に新しいイヌを会わせる
5-3-8 子どもに新しいイヌを会わせる
5-4 クレートトレーニング
5-4-1 イヌをクレートに慣らす
5-4-2 クレート内でイヌに食事を与える
5-4-3 より長い期間クレート内にいることに慣らす
5-4-4 まとめ
練習問題―応用編―
1 専門家としてかかわる範囲
2 コミュニケーション能力
3 トレーニングに必要な学習理論
4 問題行動への取り組み
5 パピートレーニング
第3章 各論
1 はじめに
1-1 排泄とマーキング
1-2 破壊行動
1-3 逃走
1-4 吠え
1-5 恐れと恐怖症
1-6 攻撃行動
2 問題行動の説明を得る
2-1 排泄とマーキング
2-2 破壊行動
2-2-1 屋内での破壊
2-2-2 屋外での破壊
2-3 逃走
2-4 吠え
2-5 恐れと恐怖症
2-5-1 恐怖行動
2-5-2 恐怖症
2-5-3 不安,常同行動,転位行動を明確に理解する
2-5-4 誘引(外部)刺激を特定する
2-6 攻撃行動
3 問題行動に対する潜在的な獣医学的原因を評価する
3-1 排泄とマーキング
3-2 破壊行動
3-3 逃走
3-4 吠え
3-5 恐れと恐怖症
3-6 攻撃行動
4 問題行動について飼い主を教育する
4-1 排泄とマーキング
4-1-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-1-2 避けるべき技術について教育する
4-1-3 現実的な教育をする
4-2 破壊行動
4-2-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-2-2 避けるべき技術について教育する
4-2-3 現実的な教育をする
4-3 逃走
4-3-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-3-2 避けるべき技術について教育する
4-4 吠え
4-4-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-4-2 避けるべき技術について教育する
4-4-3 現実的な教育をする
4-5 恐れと恐怖症
4-5-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-5-2 避けるべき技術について教育する
4-5-3 現実的な教育をする
4-6 攻撃行動
4-6-1 擬人化やその他の誤解について教育する
4-6-2 避けるべき技術について教育する
4-6-3 現実的な教育をする
5 問題行動に対する潜在的な行動学的原因を評価する
5-1 排泄とマーキング
5-1-1 行動履歴の構成
5-1-2 行動履歴から得られる結果
5-2 破壊行動
5-2-1 行動履歴の構成
5--2-2 行動履歴から得られる結果
5-3 逃走
5-3-1 行動履歴の構成
5-3-2 行動履歴から得られる結果
5-4 吠え
5-4-1 行動履歴の構成
5-4-2 行動履歴から得られる結果
5-5 恐れと恐怖症
5-5-1 行動履歴の構成
5-5-2 行動履歴から得られる結果
5-6 攻撃行動
5-6-1 行動履歴の構成
5-6-2 行動履歴から得られる結果
6 短期または長期にわたる行動の管理,制御の方法を知る
6-1 排泄とマーキング
6-1-1 一般的な方法(行動学的診断がない場合)
6-1-2 診断に基づいた方法
6-2 破壊行動
6-2-1 一般的な方法(行動学的診断がない場合)
6-2-2 診断に基づいた方法
6-3 逃走
6-3-1 一般的な方法(行動学的診断がない場合)
6-3-2 診断に基づいた方法
6-4 吠え
6-4-1 一般的な方法(行動学的診断がない場合)
6-4-2 診断に基づいた方法
6-5 恐れと恐怖症
6-6 攻撃行動
6-6-1 一般的な方法(行動学的診断がない場合)
6-6-2 診断に基づいた方法
7 適切な行動修正プランの目標を説明する
7-1 排泄とマーキング
7-2 破壊行動
7-3 逃走
7-4 吠え
7-5 恐れと恐怖症
7-6 攻撃行動
練習問題―各論―
1 はじめに
2 問題行動の説明を得る
3 問題行動に対する潜在的な獣医学的原因を評価する
4 問題行動について飼い主を教育する
5 問題行動に対する潜在的な行動学的原因を評価する
6 短期または長期にわたる行動の管理,制御の方法を知る
7 適切な行動修正プランの目標を説明する
練習問題の解答
付録「犬種図鑑」
【編著】太田光明、大谷伸代
【判型】A4
【頁数】264頁(カラー50頁)