【商品説明】
オオカミは動物園などではマイナーな動物かもしれませんが、童話などにはよく登場し、人間にとって身近なようで実態についてはよく知られていない生物です。また、絶滅したニホンオオカミに魅力を感じる人も多いです。 現在、日本の自然環境にオオカミはいません。そのため、ミステリアスなイメージがあり、それもまた人を惹きつけるのでしょう。一方、シカやサルなどの獣害が問題になっている今、生態系を見直す意味でオオカミの再導入について研究者の中で議論されています。 著者は、北海道の広大な敷地でオオカミを放し飼いしながら、生態や行動、群れの動きなどを研究しています。本書では、オオカミはどんな生物なのか、自然環境とオオカミはどう関係するべきか、アメリカのイエローストーンでの再導入の研究成果などもまじえながら、子供むけにわかりやすく紹介します。写真やイラスト、図版も豊富に掲載しています。
【著者】桑原 康生
株式会社オオカミの森代表。北海道標茶町でオオカミを飼育している。生態系とオオカミの関係に関心を持ちながら、国内の環境問題、アメリカ・イエローストーンでのオオカミの再導入について詳しい。毎年アメリカに訪れて、現地の研究者と交流を持つ。
【判型】四六
【頁数】144
※モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合がございます。予めご了承ください。